自然とつながる、人とつながる

浜松市都田。ここにあるのは、忘れていた豊かさへの扉です。

都田の自然と人が集う、めぐりの拠点

「連理の木の下で」は、浜松市都田の美しい自然に根ざした、人と自然がゆるやかに交差するコミュニティエリアです。南フランスの片田舎を思わせる穏やかな風景の中に、れんり農園を中心にレストラン、パティスリー、カフェ、そして保育園が点在しています。ここでは、農園で採れたての恵みをふんだんに使った食事を味わい、心安らぐカフェタイムを過ごし、自然のなかで本物の体験を通して学ぶことができます。訪れる人それぞれが思い思いのスタイルで、豊かな縁と温もりに触れられる場所です。

いのちの温もりに、もう一度触れる場所

風が木々を揺らし、木漏れ日が道を照らす。土の匂いを感じ、旬の味に笑みがこぼれる。そんな、当たり前だったはずの自然とのつながりを、私たちはいつの間にか忘れてしまったのかもしれません。

都会の喧騒から少し離れたこのエリアで、心の余白を取り戻し、自然のサイクルに身をゆだねる。ここは、いのちの温もりに、もう一度触れるための舞台です。

連理の木の下でマップ

連理の木:二重の奇跡が、縁を結ぶ物語

「連理の木」とは、二本の異なる木が寄り添い、枝が絡み合い、やがて一つに結ばれて木目が通じ合う、奇跡のような自然現象です。その姿は、決して離れることのない深い絆の象徴とされてきました。日本各地には、かつて国の天然記念物に指定された連理の木もあり、その希少性と文化的価値の高さがうかがえます。

「連理の木」は、古くから「永遠の愛」の象徴としても親しまれてきました。たとえば、下記のような永遠の愛を詠んだ詩にも、そのイメージが表れています。

天に在りては願わくは比翼の鳥と作ならん、地に在りては願わくは連理の枝と為らん

— 白居易(はくきょい)『長恨歌(ちょうごんか)』より

【意訳】天にいるときは、いつも二羽で飛ぶ一対の鳥となり、地上にいるときは、枝が一つにつながった連理の木となって、どこまでも一緒に生きていきたい――。中国・唐の詩人、白居易(はくきょい)は、悲恋に引き裂かれた皇帝と楊貴妃の魂が時を超えて結ばれる様を描き、「連理」は試練をも乗り越える強い愛情の象徴として語り継がれてきました。

そして、この物語をさらに特別なものにする、もう一つの奇跡があります。私たちの象徴である都田の「連理の木」は、エノキ(Hackberry)という種類の木。実はこのエノキ、その名が「縁の木」に通じるだけでなく、古来より五穀豊穣を願う「餅花」を飾るめでたい木(嘉樹)とされ、各地の神社では御神木としても大切に祀られてきました。生命力にあふれ、豊かさをもたらす神聖な木でもあるのです。

つまり、この場所にあるのは、「連理」という奇跡的な現象と、「縁の木」と呼ばれ豊穣と神聖さの象徴でもあるエノキの力が重なり合った、二重の祝福を受けた特別な木。2024年3月には浜松市の天然記念物にも指定され、その価値は地域の宝となりました。この木が悠久の時を経て結ばれたように、ここで過ごす時間が、あなたと大切な人との縁を、より深く、温かく結び直すきっかけになることを願っています。

都田の連理木の歴史を見る

なぜ、この場所が生まれたのか

「連理の木の下で」を運営する愛管株式会社は、「子供のころ遊んだ美しい川を蘇らせたい」という、ささやかで、切実な願いが原点となっています。その想いを胸に、私たちはこれまで都市の地下に張り巡らされた「管」を通じて、水や空気という生命のインフラを支えてきました。それはまるで、生命を維持するために休むことなく都市の営みを守る「血管」のような仕事です。

ただ水を届けるだけでなく、汚れた水を浄化し、再び美しい自然へと還す。その「人と自然の融和」という創業からの理念を、誰もが体感できる形にしたのが、この「連理の木の下で」なのです。ここは、都市の地下で生命を支える役割から、大地の上で生命を育む場所へ、私たちの夢が進化を遂げた舞台です。

この事業は、単なるビジネスではありません。社員一人ひとりが自然と向き合い、汗を流し、知恵を絞り、その情熱と誇りが訪れる人々の笑顔に繋がっていく。そんな「Life Spiral Up」という好循環を生み出す、私たちの未来への約束そのものです。私たちと一緒に、この夢の続きを描いてくれる仲間を、心から歓迎します。

愛管株式会社のあゆみを見る

めぐる生命を五感で味わう

農園から食卓、そして学びへとつながる小さな循環を、食体験や季節のコンテンツを通して感じられるよう設計しています。

  • れんり農園:土づくりから始まる旬の恵みを育み、施設と連携して提供します。
  • FOOD LAB:素材に知恵と技術を重ね、新たな価値を生む商品づくりに挑みます。
  • レストラン・カフェ・パティスリー:採れたての素材を料理やスイーツで届け、良い関係が育つ時間を支えます。
  • 学び・保育:自然にふれ、食の大切さを体感する機会を地域と共に育てます。

自然と共生し、未来を育むネイチャーポジティブ

私たちが根を下ろす浜松市都田は、「テクノポリス」として、豊かな自然環境と先端技術が共存する未来都市を目指した歴史を持つ場所です。その先駆的な精神は、国が推進する「デジタル田園都市国家構想」にも深く通じています。私たちはこの土地の記憶を受け継ぎ、単に自然を守るだけでなく、デジタルをはじめとする新たな知恵を掛け合わせることで、人と自然がより豊かに共生する未来をここから創造したいと考えています。

その思想を形にする挑戦の一つが、「自然共生サイト」の認定です。これは、生物多様性の損失を止め、自然を回復軌道に乗せるという世界的な目標「ネイチャーポジティブ」の実現に向けた、私たちの意思表示でもあります。環境省によって私たちの土地が「民間の取り組みによって生物多様性の保全が図られている区域」として認められ、国際的なデータベースに登録されることは、ここでの日々の仕事が、地球規模の環境貢献に繋がっているという「誇り」の証です。

この責任と誇りを胸に、私たちは農業、食、教育といったすべての事業を通じて、ネイチャーポジティブを追求し続けます。それは、次世代の子どもたちに、より豊かで美しい地球を手渡すための、私たちの世代が果たすべき約束です。

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つなぐ、未来を。共に創る。

連理の木の下で、あなたと大切な人、そして自然との縁がやさしく結び直されますように。私たちは、この場所から未来へ続く豊かな物語を、皆さまと共に創っていきたいと願っています。