れんり農園第一倉庫(アグリビムコネクト実証施設)

未来の農業を、この場所から。
—アグリビムコネクト実証施設—

れんり農園第一倉庫内にある、愛管株式会社の新たな挑戦の拠点。
それが、空き家・遊休資産を「宝」に変えるスマート農業ソリューション、
「アグリビムコネクト」の実証施設です。

アグリビムコネクト実証施設内の様子。LEDライトで野菜が育てられている。

「空き家」と「食」の課題を、同時に解決する一手

人口減少社会が抱える「増え続ける空き家」と、世界的な課題である「安定的な食料供給」。アグリビムコネクトは、私たちの本業である管工事の技術と、最先端のデジタル技術を融合させることで、この2つの社会課題に対する新たな解決策を提示します。使われなくなった倉庫や工場、廃校などを、天候に左右されない高効率な「農園」へと生まれ変わらせる。この実証施設は、その可能性を具現化するショールームです。

◆ デジタルツイン技術の活用

3Dレーザースキャナーによるデジタルツイン構築のイメージ画像

3Dレーザースキャナーで空間を精密に測定し、仮想空間に寸分違わぬ「デジタルツイン」を構築。BIM/CIM技術を用いて、配管や栽培ラックの最適なレイアウトをミリ単位で設計します。これにより、どんな形のデッドスペースでも無駄なく活用し、低コスト・短期間での導入を可能にします。

◆ IoTによる環境制御

IoTセンサーが設置された栽培ラックと、生育するエディブルフラワー

施設内の温度、湿度、CO2濃度、光量などをIoTセンサーで常時監視。栽培データと合わせてAIが解析し、エディブルフラワーやマイクロハーブといった高付加価値作物の生育に最適な環境を自動で制御します。これにより、年間を通じて安定した品質と収量を実現しています。

※BIM/CIM:3Dモデルに寸法・仕様・工程などの情報を紐づけ、設計〜施工〜維持管理を同じデータでつなぐ手法。

多数のメディア掲載・視察実績

この先進的な取り組みは、日本経済新聞をはじめとする多くのメディアに取り上げられ、全国の自治体や企業からの視察も絶えません。地域創生の新たなモデルケースとして、大きな注目を集めています。私たちは、この施設を通じて得た知見やノウハウを、広く社会に還元していきたいと考えています。